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令和6年度中小規模病院看護管理者研修・情報交換会(山武・安房・市川)を開催しました

令和6年度中小規模病院看護管理者研修・情報交換会(山武・安房・市川)を開催しました

開催日時
2024/10/31、2025/1/30、2025/2/18
開催場所
山武地区・市川地区は集合開催、安房地区はオンライン開催

 令和6年度は、診療報酬改定が施行されたことからテーマを「看護部にできる経営参画」とし、山武地区・安房地区・市川地区で実施しました。各地域の認定看護管理者を講師にお迎えし、トップマネージャーだけではなく、現場を知る看護管理者の方々にも講義を受講していただきました。事前に質問や話し合いたいテーマを伺い、自施設の課題などを中心に情報交換会を実施しました。
各地域での開催概要をお知らせします。

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山武地区

開催日時 令和6年10月31日(木) 10:00~15:00
開催場所 大網白里市中央公民館
参加者 講義(AM) 4施設11名
情報交換会(PM) 4施設4名
講師

医療法人社団鎮誠会 季美の森リハビリテーション病院
副看護部長 認定看護管理者 大坂 美穂 氏

概要

講義
 医療従事者には、患者にとって最善の医療・看護を「提供する」だけでなく、「提供し続ける」仕組み作りが求められている。病院経営において看護師は重要な役割を担っており、看護師配置が病院収入に大きく影響し、現場を理解している看護部の「Yes」がなければ施策を進めることはできず、それをまとめる看護管理者の発想が病院のパフォーマンスに影響すると講義がありました。看護師一人一人が経営に貢献していると意識できるような取り組み事例も教えていただきました。

情報交換会
 情報交換会では、次期管理者の教育、補助者等の育成など、自施設の問題点や課題を話し合うことができました。同じような状況で看護管理者としての責務を担っていることに共感し、リフレッシュできたと意見があり、全員が「大変有意義だった」と回答しています。 このような研修会を全員が必要だと回答しており、地区内で定期的な「部長会」を作ろうとの会話も聞かれ、地区での繋がりが強まった研修会となりました。

研修後アンケートより皆様からのコメント(一部抜粋)
・他施設の情報や管理者としての意識について考えることができ、またこのような研修会に参加したい。
・看護部の経営参画が病院経営の要であること、一人一人が役割を発揮し貢献できるよう取り組んでいきたいと思う。
・同じ職位で情報交換をする機会がないので大変良かった。

安房地区

開催日時 令和7年1月30日(木) 10:00~12:00
開催場所 オンライン開催(Webex使用)
参加者 7施設10名
講師

社会福祉法人太陽会 安房地域医療センター
看護部長 認定看護管理者 丸山 祝子 氏

概要

講義
 病院の最大組織は看護部であり、医療の質向上・効率的な病床運営は看護部がカギを握っていることから、看護管理者の考え方・活動が経営指標を左右し、病院の方針・事業計画にいかに参画するか、経営視点でマネジメントし、経営改善に向けての方策の提案・企画・実践が求められていると講義がありました。収益向上のためのロジックツリーを例に目標数値をあげ、PDCAを回すために、人材確保と育成が重要であることを教えていただきました。

研修後アンケートより皆様からのコメント(一部抜粋)
・スタッフの意見を取り入れたり、声を聴くことの大切さを改めて感じた。病院が担う役割を再度確認し、患者・家族のニーズに対応できるようスタッフと協力していきたい。
・日々の振り返りとなり、自分の課題が明確になった。

市川地区

開催日時 令和7年2月18日(火) 10:00~15:00
開催場所 山崎製パン企業年金基金会館
参加者 講義(AM) 3施設5名
情報交換会(PM) 3施設3名
講師

公益社団法人地域医療振興協会
東京ベイ・浦安市川医療センター
副センター長 看護部長 認定看護管理者 鈴木 たまえ 氏

概要

講義
 HOWツリーをあげ、急性期病院での看護部の経営貢献について、病床管理、入退院支援、人材育成、リスクマネジメント、感染管理、備品管理等、自施設での詳細な取り組みについて講義がありました。コロナ以降、多くの病院は経営が困難な状況であり、物価高騰が続いている中、まず院内の見直しをしたほうが良いことなど教えていただきました。

情報交換会
 情報交換会では、看護体制、セル看護、看護補助者や清掃業者のことなど自施設の問題点や課題を話し合うことができました。少人数での情報交換会で活発な意見交換ができ、全員が「大変有意義だった」と回答しています。トップマネージャーの悩みを話すことができ、明日からまた頑張ろうと感じる研修会となりました。

研修後アンケートより皆様からのコメント(一部抜粋)
・急性期の現状が理解でき、回復期病院としてどのように連携強化していくか考える機会となった。師長・主任全員の管理者に参加してもらいたい内容だった。
・鈴木部長の講義が、とてもわかりやすく楽しく聴くことができ、明日からまた頑張ろう!と思えた。