会長挨拶
公益社団法人千葉県看護協会 会 長 増 渕 美 恵 子 |
今年も暑い毎日を迎える時期となり、体調管理が大変難しい季節となって参りました。
会員の皆様には、日頃より千葉県看護協会事業の活動にご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて私こと、令和6年度千葉県看護協会定時総会において、皆様のご支援のもとご承認いただき、寺口惠子前会長から協会運営を引き継ぐこととなりました。様々な課題に対して、広い視野を持ちながら千葉県看護協会を牽引なさっておりました前会長をモデルに、協会員の皆様とともに進んで参りたいと考えております。
『生きるを、ともに、つくる』、これは日本看護協会がタグライン・ステートメントとして表現したものです。看護職として、そして生活者として、私たちの持っている力を基盤に、ともに生きていくこと。そのために国や関連団体と折衝し、国策に関与しながら労働環境の改善を図っています。
では、都道府県の看護協会はどうでしょうか。私は、『看護職として働く、を支える』ことが千葉県看護協会としての価値ではないかと考えております。それぞれの地域ごとに看護職の働く環境は異なります。例えば人材が不足している事実はありますが、その現状は異なっています。その理由を理解して対応できるのは、都道府県の看護協会ではないでしょうか。
千葉県看護協会では、就業・未就業を問わず、資格を持ち、働きたいと考えている多くの看護職のニーズを理解した上で、それぞれの支援を行っております。例えば未就業者に対しては、就業相談推進アドバイザーを配置して就業相談を受けておりますし、知識技術の不足に対しては、研修やeラーニングを受講する機会を設けております。
一方で就業者に関しては、ヘルシーワークプレイスを推進するためのアドバイザーを配置して、看護職が働き続けられる職場づくりの推進に努めております。とは言え、各施設の看護管理者だけの努力では、うまくいかないことが多くあります。そのために、中小規模病院が対象ではありますけれど、地区ごとに看護管理者の皆様に御参加いただき、ネットワークを広げる機会を設けております。地域の中で相談できる環境はとても大事です。
このように、今行っている活動を大事にしながら、労働人口の減少が進むであろう状況を踏まえ、県民の健康的な生活を支える職能団体としてその力を発揮できるよう、努めて参ります。
今後とも、会員の皆様の益々のご支援とご協力をいただけますよう、お願い申し上げます。
令和6年7月
日本看護協会 会長メッセージ